少年院の記録 編集部

2026年8月末、少年院にいた人は2,357人――公式統計の見方と注意点

少年院には、どのくらいの人がいるのでしょうか。法務省が公表した2026年8月分の統計をもとに、全国の人数と、数字を見るときの注意点を説明します。施設ごとの表を調べる方法も分かります。

この統計の対象は2026年8月です。政府統計の総合窓口「e-Stat(イースタット)」では2026年10月26日に公開されました。当サイトでの確認日は2026年10月27日です。記事末尾の「資料基準日」は、月末の収容人員を数えた2026年8月31日を示しています。

2026年8月の全国の人数

次は、法務省「少年院別 入出院事由別人員」の全国の総数です。月末の人数と、その月の間に入院・出院した人数は、表す期間が異なります。

  • 8月末の収容人員:2,357人。8月の終わりに少年院に収容されていた人数です。
  • 8月の入院総数:261人。そのうち、表の「新収容等」は237人、施設間の移送は18人です。
  • 8月の出院総数:190人。そのうち、仮退院は168人、施設間の移送は18人です。

入院・出院の総数には、別の施設への移送なども含まれます。したがって、入院総数を「初めて少年院に入った人の数」、出院総数を「すべての手続きを終えて社会に戻った人の数」と、そのまま読み替えることはできません。

前月からの繰越人員2,286人に8月の入院総数261人を加え、出院総数190人を差し引くと、8月末の収容人員2,357人になります。これは表の項目を理解するための説明です。

施設ごとに、どんなことを調べられる?

この月報には、全国の合計だけでなく、少年院ごとの人数をまとめた次の3種類の表があります。

  1. 入出院事由別人員:入院・出院の人数と、その内訳。
  2. 新収容者等の矯正教育課程別人員:その月に新たに収容された人などについて、教育課程ごとに分けた人数。
  3. 在院者の矯正教育課程別人員:月末に収容されていた人を、教育課程ごとに分けた人数。

矯正教育課程とは、本人の状況に応じた教育の区分です。表の英数字は課程を表します。気になる施設の教育内容を知りたい場合は、人数の表だけで判断せず、当サイトの全国の少年院一覧から施設を選び、公式資料も合わせて確認してください。

数字を読むときに気をつけたいこと

月ごとの人数は、その時点の集計です。一人ひとりの入院理由、出院日、その後の生活や更生の結果は、この表からは分かりません。ある施設で特定の課程の人数が0人でも、それだけで、その課程が廃止されたとは判断できません。

表には男女別や施設別の数字もありますが、人数の多さだけで施設の教育の質や、在院者一人ひとりの状況を比べることはできません。最新の資料を見るときは、対象の月・表の名前・注記を確認してください。

出典と、次の月の統計を調べる方法

e-Stat:少年矯正統計・少年院・2026年8月分の3つの表を見る。表名を確認して「EXCEL 閲覧用」を選ぶと、Excelファイルをダウンロードできます。開くには、Excelなど対応するソフトが必要です。

法務省:少年矯正統計の一覧を見ると、その後に公表された月の資料も確認できます。統計は後から訂正されることがあるため、引用する際は公表元の最新の表を確認してください。

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